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2011/03/28 Why We Love Fukushima:福島で教えた外国人英語教師たち


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東北地方太平洋沖地震について、福島県で英語を教えたことのある外国人教師たちが、
Facebook で "Why We Love Fukushima" という group を作っている。
http://www.facebook.com/home.php?sk=group_195983373769606

高校の頃に英語を教わったカナダ人の先生と時々メールをやりとりしていたのだが、今回の災害後に
日本の状況を心配するメールの中で「こんなグループができた」と連絡してくれた。とりあえず
「Fukushima という名前をネガティブなものにしないようにする運動」
「募金活動」
などをしているとのこと。

100人を超すメンバーが登録されていて、それぞれに福島で過ごした日々のことや、日本にいた頃の
写真などをアップしている。
group の管理者 Beth は、中学の頃に英語を習った先生だと気付いた。
懐かしくてメールしたら、「中学のころよりずっと英語が上達したみたいね。うれしい」とのこと。

私は、いまは埼玉に住んでいるのだけれども、福島に住んでいる人々が、まさに今困難な日を過ごして
いるであろう福島高校の後輩たちが、こういう活動を知ることでほんの少しでも励まされることを、祈る。



昨日実家の両親と電話したら、
「福島がら出でいってぇ、泊まるったって断られんだぞ。野菜だって売れねぇしな」とのこと。
避難のために隣県に行って、さあ宿に泊まるぞというときになって、福島から来たことを理由に宿泊を
拒絶されるというのだ。野菜についてはニュースで頻繁に報道される通りで、いくら官房長官が
「これは長期的な連続摂取を前提とした厳しい基準のものであり、口にしてすぐに問題になるような
  水準ではない。どうか冷静な対応を求める」
などと言おうと、売れなくなることはアホでも分かるというものだ。
強いて言えば、毎日降り続ける放射能の中で暮らしている福島の人たちだけは、まだ出荷禁止基準値に
達していないがためにスーパーの棚に並んだホウレンソウを食う可能性がある。
日々、自分たちが放射性物質を浴びている状況で、同じ状況下におかれた野菜を食べることに抵抗を
感じられるか(そこに強い抵抗を感じる人であれば既に県外避難している)ということだ。
私は国に対して、速やかな出荷禁止命令を期待する。私の古い友人にも、農家は少なくない。国の責任
で補償されることを期待する。


本当の福島のことは福島に暮らす人にしか分からない。
東京のニュースで報じられているより強く、集団的な孤独感や疎外感を感じているかもしれない。
しかし、そんな福島のことを気にかけてくれている人たちは、世界中にいると知って欲しい。


I do believe that Japan will get over this tragedy.
It might take some time, but the 'ganbaru' spirit of the Japanese people is
incredible, and so very important.
I really pray for that.
  Beth - USA


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