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2008/02/13 (雑談)バレンタイン・デイ


だというのだがチョコレートは欲しく無い。
いや、チョコレートは好きだがそういうものでもない。
第一もう三十にもなるのであり、新婚でもないのである。
いまさらチョコレートなぞもらったところでトキメかないのである。
だがうちの嫁おそるべし。
仕事から帰ると「広辞苑第六版」が部屋に

でん

と置いてあるのである。
机上版でなく普通版だが分冊されていないからこその重みにも愛着あり。
トキメクのであります。萌えるのであります。

「萌え」が広辞苑に入っていなかったのは幸いであり、
「おたく」について説明があるのは秋葉原の底力とも言えるでしょう。


高校時代、自宅に広辞苑(第二版補訂版)があったため、
何かの折に入手した大量の図書券で講談社の「日本語大辞典」を買った。
これはこれで、オールカラーであるという点を抜きにしても素晴しい辞典である。
が、いざ広辞苑のある実家を離れてみると、
乾ききらぬコンクリートのごとき色の箱に格納された黒カバーの青本。
この本への憧れ、
所有してみたいという願望、
それは常にあった。


いや、たまらん。
たまらんのう。


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