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2011/05/07 東京奇譚:あるいはちんこ:あるいは常磐線クオリティとしての日常風景
2/24, 00:00 過ぎ、終電ぎりぎりだったというのに乗り過ごしてしまい、辛うじて残っていた
常磐線上り電車で松戸から北千住に向かった。
この時刻の上り電車であるから、当然にもガラガラである。
と、ふらふらしながら30歳くらいの男が目の前の席に座った。
「んあ!」とか「んぐふぅー」とか、言葉にならないことを一人ぶつぶつと呟いている。
あぶないひとだ。目を合わさないようにしよう。
と、「んぐぁ!」とか言いながら男はコートを脱ぎ捨てた。
そして、座席に横になると、ぶつぶつと呟き続けながら靴下も脱いで放り投げた。
このあたりで、近くに座っていたおっさんは遠くに避難した(写真奥)。
そして上の写真の通り、男はスラックスとパンツを脱ぎ、ちんこ丸出しで寝に入ってしまった。
やはりあぶないひとだった。
ことここに至ってようやく身の危険を感じ、隣の島に移動してから iPhone で撮った写真が、
上のものだ。いやしかし手前に写ってるやつも、世界の変容に気付きもせずにゲームに没頭。
深夜の疲れた脳さえ魅惑するゲームの魔力か。
この後、北千住で降りたところ、近くに駅員がいたので
「ねえねえ、裸の男の人がいるよ」って言ったら、
「そうですか! わかりました! とりあえず、出発!」
と、何がどう分かったのか知らんが、定刻発車を優先されてしまった恐るべし日本の夜。
まあ、こういう変人が出るたびに電車が止まっていたらきりがないし、駅員さんも勤務終了
時刻が迫っていたのかもしれん。
しかし万が一、万が一この変態が事件を起こしていたら、やはり JR 駅員は責められて
しかるべきなのではなかろうか。
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