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2005/02/15 (雑談)ファラオのように
心配御無用生きておるぞよ苦しゅうない近うヨレヨレ。
こんにちは。私だ。
ファラオだ。
「ファラオのように」とは何かというと聖飢魔IIのアルバム「有害」に入っている曲である。
聖飢魔IIの曲を3曲以上真剣に聞いたことのある人またはCDを持っている人は手を挙げてくれ。
ほらいない。
だから説明しよう。
デーモン小暮の表情を思い出して「ああ、彼ら、音楽活動してたはずだよな。聞いたこと無ぇけど」とか
思ったあなた、あるいはあなたたち、あるいはみんな、そこが問題の核心なのだよ小林少年。
ファラオである私が今日あなたに伝えたいことはこれだ。
「聖飢魔IIの音楽はとても良い」
あの姿とキャラクターと顔とバンド名によって、彼らの音楽には特別に強いバイアスのかかった解釈と
先行判断が与えられた。そして、彼らがこれだけ有名だというのに解散数年経った今もそのイメージから
離れられないというのはなんとしても無惨だが抗い難い結末だ。
私がこう言ったところで、聖飢魔IIの曲を聞いてくれそうなのは美術館館長の T.S.氏くらいのものだ。
だから私はファラオになる。これは紹介ではない至上命令である聖飢魔IIを聞け。
そして私が「実はとても良いのでは?」と思って記憶を振り返ってみると、ギター雑誌で連載されて
いた聖飢魔IIのギタリストの講座が非常に論理的で筋が通っていたことが思い出されたりするのだ。
【1】
デーモン小暮は歌がうまい。声の質が多様で、ハードロック・ヴォイスも完璧に出す。
英語もペラペラらしく、発音等も胡散臭さが無い。virus はウイルスでもヴィールスでもなく
ヴァイラスである。
【2】
曲が良い。
メロディーがキャッチーで、ドライブがある。ハードロックとして一級である。
CDによって傾向は揺れがあるようだが、「有害」「LIVING LEGEND」はハードロックとして一流である。
言っておくが外れCDもあるらしいので注意だ。
【3】
歌詞が好き。
これは「良い/悪い」ではなく、私の趣味嗜好の話だが、歌詞が面白いのだ。
かなり単純ではある。しかし言いたいことをユーモア交じりに口を滑らせまくって炸裂させる手口は
あざとくも痛快である。
ま、そういうことだ。
私はこれから黄金の仮面でも被って眠ることにするよ。おやすみ明智君。
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