2003/12/17 （雑談）禁止された無断引用（2003/10/16）

ローマ法王、震える声で演説　即位２５周年記念ミサ 
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　ローマ法王ヨハネ・パウロ２世（８３）は１６日、サンピエトロ大聖堂前の広場で即位２５周年の記念ミサを行った。
最近は定例の一般謁見（えっけん）をキャンセルするなど健康状態が懸念されるなか、法王は震える声で２５年前の即位時の心境を
率直に語り、世界中から集まった約５万人の群衆から拍手と歓声を浴びた。

　車輪つきのいすに座った法王はミサ開始直後、ほとんど動かず首を斜め前に傾けたままだった。演説も弱々しかったが、
声が途切れるたびに群衆が励ますように「ビバ・イル・パパ（法王万歳）！」などと叫ぶと、徐々にしっかりと話し始めた。

　７８年の同じ日、法王に選出された時の心境を「人間として心の中で恐れに震え、膨大な責任に押しつぶされそうだった」と
明かした。「多くの困難を予測しながらも、自身をキリストと聖母に託して法王職を受けた」と振り返った。
また、「良い羊飼いは羊のために命をささげる」という聖書の言葉を引用し、任務を全うする決意を示した。

　ミサには世界中から集まった約１５０人の枢機卿のほか、２１日に就任する浜尾文郎大司教を含む新枢機卿や各国の政府使節団など
も参加。演説は最初と最後の部分を法王が読み上げ、途中を代理人が代読した。体調を考慮したものとみられる。

(10/17 10:42)



★★
asahi.com からの無断引用。
なんとなく保存していたものだが、このニュースを知らなかった人のために。

凄い人だと思う。
恐れに震えることがない人にも、恐れて竦む人にも、務まらない役目だ。

自分とヨハネ・パウロ２世を比するなどという愚かなことを言うつもりはないが、
「法王に任ぜられる瞬間」というのは誰にでもどこにでもあるのではないかと、そう思える。
確かに。